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教員養成系大学におけるコンピュータサイエンスアンプラグド実践の試み
○櫨山淳雄,森本康彦,新藤 茂,宮寺庸造,加藤直樹,南葉宗弘,伊藤一郎,山崎謙介(東京学芸大)
平成21年3月公示の学習指導要領で、高等学校「情報」は科目「社会
と情報」と「情報の科学」に改訂されることになった。東京学芸大学
では1年次に全学必修科目として情報教育を行っている。2010年度の
カリキュラム改訂において、高等学校で改訂される学習指導要領を念頭
に入れ、講義内容の見直しを行った。具体的には、情報の科学的理解と、
情報通信技術を活用した問題解決を主たる学習目標とした。一方、本学の
学生は全員が情報科学の専門家を目指すわけではないので、情報の
科学的理解を身につけさせる工夫も必要である。情報科学の諸概念を、
ゲームを通して楽しく学ばせる手法としてコンピュータサイエンスアン
プラグドが提案されている。本稿では全学必修の情報教育にコンピュータ
サイエンスアンプラグドを試行的に導入した実践とその結果について報告
する。