3ZF-8
活性化遷移パターンに著目した頭脳作業の類似性定量化手法の提案
○黄 偉智,大木幹雄(日本工大)
本研究はソフトウェア分析における頭脳作業がどのような単位頭脳作業(分類,仮説生成,試行錯誤等)から構成されることを明らかにすることを目的とする.構成を明らかになると,ソフトウェア分析の効率化を支援すべき単位頭脳作業が明らかになる.そこで筆者らは光トポグラフィ装置を用いて,前頭前野の脳血変化量を測定した結果を基に,頭脳作業の活性化遷移パターンを見出す分析方法を考案した.この分析方法は一定の時間間隔における活性化状態の類似性に注目するもので,相関係数を用いた類似性分析よりも状態遷移の類似パターンを見出すのに優れている.本稿はこの方法を用いソフトウェア分析作業に占める単位頭脳作業の活性化遷移パターンの割合を計測結果について述べる.