3ZF-6
回想法適用時におけるグループ形成支援システムの一考察
○上島洋人,板倉佑典,渡辺裕太(釧路公大),林 秀彦(鳴門教育大),皆月昭則(釧路公大)
現在,アルツハイマー型認知症に対する治療法は薬物治療と心理療法に大別され,特に心理療法の中でもグループ回想法は様々な医療機関または介護機関で取り入れられている.グループ形成は患者ごとの症状・症例に基づいて行われるのが一般的であるが,患者の興味・関心別にグループを編成しなければ,回想法の際のコミュニケーションが乏しいと考えられる.そこで本研究では回想法を用いて患者の興味・関心を抽出し,それに基づいたコミュニティの形成を支援するシステムを構築した.システムの開発言語にはC#を用いた.尚,システムの有用性を測るため,グループホームにて検証を行い,日常における患者の言動および行動にどのような変化が現れるのかを導出した.