情報処理学会 第73回全国大会講演要旨

近年、全国の大学の授業においてプロジェクト演習が行われている。
例えば岩手県立大学では1～3年生で構成されるグループで、研究
プロジェクトの企画・立案を行っている。しかし、グループ内で
曖昧な指示や受け答え等の意思疎通の問題が生じ、チーム力が低下
して成果物の質が低下する事がある。そこで相手の立場を考えた
受け答えや指示等が出来るように自己・相互理解を促すマネジメント
支援システムを提案する。本システムでは性格診断、各作業の出来具合・
ストレスの自己評価から個人の現状と今後すべきこと、他のメンバと
接する際に意識する点をアドバイスする。評価実験及びアンケート・
観察の分析から本システムの有効性が確認出来た。