情報処理学会 第73回全国大会講演要旨

通信を学ぶための学習ツールとして書籍等が挙げられるが、
書籍では抽象化したデータのみ使用していることが多く、
実際のやり取りを見た際に混乱してしまう原因になってしまう。
また、同じパターンの学習しかできないという欠点がある。
本提案の目的は、アプリケーションプロトコルに特化した
可視化ツールを作成することで、メッセージ交換時の通信や
データを分かりやすく可視化し、プロトコルの実際の動作の理解を
促すことである。本ツールでは、プロトコルの仕様を定義した
データをプラグインとして保有しており、プラグインの差替えや
追加により、プロトコルの仕様変更や新たなプロトコルへの対応を
容易に行うことができる。