3ZB-8
入力デバイスの位置角度と出力とを連動させたDigital Graffiti Systemの開発
○笠井 隆(早大)
スプレーやエアブラシ等の噴射式画材をシミュレートした電子システム(以下DGS)において, 従来のものでは, 手元の入力デバイスの位置や角度によってそのインク跡の形状が変化しないという問題がある.当然, 現実の噴射式画材の位置や角度を変化させれば,そのインク跡の形状も変化する.つまり, この問題はDGSの再現性を高める上での障害となっているのである.本研究は, 入力デバイスの位置や角度によって本物同様にインク跡の形状が変化するDGSを開発し,その有用性を示すものである.本システムでは, 従来のDGSの仕組みを踏襲しつつ,リアスクリーンの特性を最大限活用することによって所要の機能を実現した.