3Z-7
リアルな皮膚表現のための血管モデルの生成に関する研究
○弘中悠介,赤木康宏,北嶋克寛(農工大)
バーチャルヒューマンにおける皮膚の質感表現はここ数年で飛躍的に向上している.しかしその表現技術とはバンプマッピングなど用いてCG作成者が手間と時間をかけて作成したものであり,変更が容易ではないといった問題がある.本研究では,血管のモデル化とそれに則したリアルな皮膚の表現方法を提案することにより問題を解決する.提案手法では,特徴点を皮膚表面上に配置することにより,血管経路のアウトラインを決定する.そしてその特徴点をスプライン曲線で補間しなめらかにすることで,自然に近い血管経路を生成する.さらに半透明の皮膚モデルと不透明な皮膚モデルを2層に重ねることで皮膚が透けて,血管が見える様子を再現する.