3Z-5
逆遠近感を利用した錯視立体図形のモデリング
○伊藤紘治,金森由博,福井幸男,三谷 純(筑波大)
逆遠近感を利用した錯視立体図形は、観察者が見る位置を変えることに
よって、物体が静止しているにもかかわらず、変形しているかのように
見える立体である。
本研究では、逆遠近錯視の立体をモデリングする手法を提案する。
入力には三次元のポリゴンモデルを用いる。
ユーザが適当な視点の位置を決めると、シムテムは見えている面について、
奥行きが反転するようにモデルを適切に変形させて、逆遠近錯視のモデル
を生成する。
本研究ではさらに、得られたモデルを紙模型として実世界に出力し、
実際に錯視の効果を検証することによって提案手法の有用性を評価する。