3R-9
ポピュラー音楽の歌唱を対象とする高音域発声評価システムの構築
○平山健太郎(法大)
 カラオケはいまや日本の代表的な文化のひとつである。しかし、歌唱の難易度が高いものも多く、その中でも特に高音を要求してくることが多い。すると、すぐに声が枯れてしまったり、無理に張り上げてしまうと声が裏返ってしまう。

 従来、歌唱音声の特性を明らかにする研究や、人間の歌唱理解に関する研究はあったが、それを歌唱力の自動評価につなげた研究事例はなかった。

 本研究は、波形や倍音成分、部分音の特徴などの客観的な指標を用いて歌唱における高音域の調査を行い、ユーザの声区を自動判別し与えられたピッチに対して適切な発声ができているかどうかを評価するシステムを構築することである。