3Q-6
メタバースアバタへのジェスチャ自動付与に向けたマルチモーダルインタラクションの収集と分析
○塚本剛生,室谷優実,岡本雅史,中野有紀子(成蹊大)
対面コミュニケーションの研究では,言語行動だけでなくジェスチャ等の
非言語行動を加えることによって,相手に情報をより正確に伝えることが
できることがわかっている.特に,道案内を行う対話では言語表現を補足
するためにジェスチャが豊富に用いられ,その重要性は高い.我々は,
メタバースアプリケーションでジェスチャを用いながら道案内を行うアバタ
の実現を目指し,道案内対話の収集実験の実施,およびモーションキャプチャ
によるジェスチャデータの収集を行った.本稿では,基礎的な検討として,
会話参加者の立ち位置や案内する対象との位置関係がジェスチャの形態を
規定する要因として有用であることを示すとともに,アバタ実装に向けた
ジェスチャ決定モデルを提案する.