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BPMNによるソフトウェア開発プロセスの実行環境の提案と評価
○壁谷考洋,伊藤智基,中道 上,青山幹雄(南山大)
グローバルソフトウェア開発では,複数の企業が自社の開発モデルに基づいた複雑なプロセスをネットワーク上で連携する必要がある.このような開発では,統一的な開発プロセスの記述や実行,管理が困難である.
本稿ではソフトウェア開発にSOAを適用し,開発プロセスを複数のサービスの協調から成るサービスの複合体と捉える.BPMNに各プロセスが満たすべき条件をアノテーションとして付加し,BPEL4Peopleに変換を行い,実行環境を構築する.実行状況とアノテーションを用いてBPMNへ進捗状況の反映,可視化を行う方法を提案する.これにより,開発のシミュレーションと評価が可能になる.提案した可視化方法を例題に適用し,有効性を示す.