3K-1
オブジェクト計算における変更可能な継続
○久間恵美子,松本大介,西崎真也,渡部卓雄(東工大)
本研究では、オブジェクト計算で形式的に表現できる事象を増やすために、継続オブジェクト内に保存された評価文脈を変更可能にし、継続を呼び出す時にその変更が反映される体系を提唱する。前の継続オブジェクト計算の体系では継続オブジェクト内に保存されている評価文脈内のメソッドの変更は不可能であるため、継続を呼び出して評価文脈を再利用するとき評価文脈の一部分を変更して扱いたい場合に、継続オブジェクトを作り直さなければいけなかった。これを、直接変更できるように体系を再定義し直すことで、オブジェクト計算で表現できる幅を広げる。