3F-5
聴覚障害学生に授業の臨場感を伝える感情フォントの提案
○瀬戸就一,新井 浩(金城大短大),杉森公一,下村有子,川辺弘之(金城大)
聴覚障害学生に対する支援の主流は、教員の話し言葉を文字化する講義ノートを作成することである。しかし、作成された講義ノートに書かれているテキストデータからは教室の臨場感や教員の喜怒哀楽の声の調子(非言語情報)までは理解できない。
 そこで、本研究では聴覚障害学生のために臨場感あふれた文字表現技法(感情フォントと呼ぶ)を提案する。感情フォントではマンガの世界でよく使われてきた吹き出しや擬音語(オノマトペ)も利用して、文字フォントや背景画像、線、文字色などによって、文字情報では表しきれない非言語情報が視覚化される。