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正規圧縮距離によるノイズを含むデータの分類の可能性
○石原正道(郡山女子大)
正規圧縮距離(NCD)はコルモゴロフ複雑量を基礎とする距離である。本距離は
実際の圧縮方法に依存するため、ノイズを含むデータに関して必ずしも上手く
作用するとは限らない。本研究ではノイズを含むデータに対しNCDが機能する
かを確認するため、コンピュータ上で生成したデータに対しNCDを適用し、分類
を試みる。また生成したデータを直接扱うのでなく、自己相関関数などの量を
求め、これらの量に対してNCDを適用することでノイズを含むデータを分類でき
るかどうかについて調べた。