2ZC-5
3Dカメラと加速度センサを用いた読み聞かせ支援システムの構築と評価
○野村悟司,上坂和也,岩城拓郎(同志社大),高橋一夫,新谷公朗(常磐会短大),金田重郎(同志社大)
幼児教育手法の一つに素話があり,子どもの感受性や想像力を育む効果があると言われている.しかし,素話に苦手意識を持つ保育者が多く,浸透していない.そこで,ステレオカメラ,加速度センサ,マイクを用いて子どもと話者の反応を分析して素話の実力向上に役立ち得る現象を計測し,話者にフィードバックするシステムを提案する.ステレオカメラからの話者と子どもの位置と目線方向の推定を行い,加速度センサから話者と子供の動きを詳細に測定し,マイクからは話者の間の取り方や抑揚のつけ方を測定する.これらの情報から素話中の子どもの様子を確認し,ベテランと未経験者での語りの技術の違いを示すことで話者にフィードバックを行う.