2ZB-4
ON/OFF信号を用いた協調型ゲームにおける意思伝達プロトコルの確立過程
○野澤皓右,坂本龍哉,伊藤 昭,寺田和憲(岐阜大)
人は予め意味についての共有がない状況で、何の意味も予測できない
1ビットのON/OFF信号のみを用いて、どのようにしてコミュニケーションを
確立するのだろうか。このような問題意識の下、相互の情報交換が必要な
協調型ゲーム「三角迷路」を作成し、人の意図伝達行動を観察、
意思伝達プロトコルの確立過程を分析した。被験者には、全くプロトコルを
共有していない状況で信号の意味付けをどう行えば良いのか、
相手側からの信号をどう解釈すれば良いのか、意図伝達の失敗が
明らかになったときどうそれを回復するのかなど、高度の判断が
必要となる。我々は、得られた実験結果から、この様な状況下での
プロトコル確立過程の分析とモデル化を行う。