2Z-1
共有知を利用した個人的発想支援システムの提案
○福中勝博,大久保雅史(同志社大)
近年,フィンランドメソッドと呼ばれる教育手法が注目されており,
発想力や論理力,表現力,批判的思考力が鍛えられると言われている.
このうちカルタを利用する発想法は,順次発想したキーワードを列挙することで,
深く意識することなく発想を展開できる.しかし1人で発想を行う場合には,
分野や方向性に偏りがあり,発想の展開に限界がある.そこで本研究では,
複数人による発想の展開を共有知とし,その共有知がトリガーとなり,
それまで誰も意識しなかった新しいアイディアが浮かぶ可能性があると考え,
共有知を利用した個人的発想を支援するシステムを提案している.
さらに提案システムの有効性を検証するための実験を行っている.