2V-5
マルチバンダーを用いたマルチホップ通信プロトコルについて
○玉置健太,Raptino Ari(静岡大),萬代雅希(上智大),渡辺 尚(静岡大)
近年無線アドホックネットワークが注目されている.
無線ネットワークの特性は周波数によって異なる.
高周波電波は直進性が強く干渉に弱いが,
帯域幅を広く取れるため最大送信レートを高くできる.
一方,低周波電波は送信レートを高くできないが,
同じ送信電力の場合,送信距離を長くとれる.
本研究ではこれらの特性の違いを利用して,
複数の周波数帯域を並列に利用する
マルチホップネットワークの通信プロトコルを提案する.
複数の特性の異なる無線帯域を状況により帯域を使い分けることにより,
無線品質を高め,ネットワーク全体のスループットの向上することを示す.