2S-6
文体に着目したメール分類システムとその応用
○辻野友孝,白松 俊,大囿忠親,新谷虎松(名工大)
メールを読みやすく分類したり,意図しない宛先への誤送信を防止するためには,人間関係などに依存する文体が重要な手掛かりとなる.
本研究では,これら用途に適用可能な要素技術として,メールの文体に着目したメールの分類を行うシステムについて述べる.
本システムではメール履歴を利用して分類ルールを生成する.
ユーザはメール履歴から同じ文体のクラスにメールを分類する.
システムは分類されたメール集合から分類ルールを生成する.
分類ルールを作成する際に付属語を考慮することにより文体に着目した分類ルールを生成する.
また,応用としてメールの文体に着目した宛先ミス誤送信推定システムについて述べる.
システムは宛先との人間関係とメールの文体を考慮する事で宛先ミス誤送信を推定する.