2R-5
多地点間仮想空間コミュニケーションのための3次元音響機能
○中山裕美,梶 克彦,河口信夫(名大)
テレビ会議システムやアバターを用いた3次元仮想空間上での
コミュニケーションでは,実環境での「わいわいがやがや」している
環境を十分に再現できているとはいえない。例えば,ポスターセッションなど
を再現したい場合,人が集まっている雰囲気や,聴衆の表情,
声の伝達方向などが重要な役割を果たす.本研究では、仮想空間上での
多地点間ビデオコミュニケーションのための3次元音響機能を提案する。
本機能では,仮想空間上の参加者同士の位置や距離に応じて複数の
音声ストリームを合成し、その音場を再現する。これにより、
実空間に近い音響環境が仮想空間上でも実現され,従来よりも高い臨場感をもったコミュニケーションが可能になる。