2R-1
遺伝的アルゴリズムとNグラムモデルを用いた自動作曲システム -評価方法の改善とNの値による違いの検討-
○藤井一樹,竹下光紘,長名優子(東京工科大)
本研究では、遺伝的アルゴリズムとNグラムモデルを用いた自動作曲システム
を提案する。提案システムでは、メロディの進行を遺伝子として表現し、選択、交叉、突然変異などの遺伝的操作を繰り返すことによってメロディを生成する。遺伝子の適応度の計算は、既存の曲からリズムや音の高さ、1小節に含まれる音の数の遷移、コードの進行の特徴を学習したNグラムモデルによる評価と4小節ごとのリズムの類似度、音階固有の音の割合、連続する2つの音の差分の
割合、休符の分布の割合に関する評価を利用して行う。