2Q-6
多プロセス並列PfGAにおける移民戦略の改良についての検討
○赤平俊之,小嶋和徳,伊藤慶明,石亀昌明(岩手県大)
本研究はPfGAを多プロセス並列実行した場合の、多様性を維持したまま移民と交叉を行うことにより移民戦略を改良することを目的とする。本手法では、移民を他プロセスに移住させず他プロセス内の個体との交叉だけに使用するという方法をとる。移民を受け取った場合、その個体を通常の個体とは別に保存して次の交叉でのみ使用し、交叉後は削除する。これにより、全体の多様性を維持したまま進化を続けることができると考えられる。また、交叉時の親子対と子個体の適合度によって保存する個体を決定する際の処理も、移民個体を残さないように変更したところ、良い結果を得ることができ、全体の多様性も高い値を維持することができた。