2Q-5
PDGAにおける階層コーン型トポロジの探索性能及び構造に関する検証
○今 康徳,小嶋和徳,伊藤慶明,石亀昌明(岩手県大)
 並列分散遺伝的アルゴリズムにおいてトポロジは移民戦略に影響し,また,パラメータ設定などにより大域探索性能と局所探索性能を両立させることで,探索性能が向上する.本研究では以前,異なるパラメータ設定と接続構造を持つ部分集団群を複数用意する群島構造を導入することで,大域探索性能と局所探索性能の両立を目指した新たなトポロジとして階層コーン型トポロジを提案した.そして,巡回セールスパーソン問題30都市,51都市,101都市においてその有効性を示した.本稿では巡回セールスパーソン問題以外の問題に提案トポロジを適応させた場合や,トポロジの構造を変化させた場合の適合度や多様性の変化から,更に詳しく提案トポロジの性質を検証する.