2L-2
コスト予測における対数変換すべき変数の自動判別手法の提案
○三好健太(香川高専),生方克馬(阪大),柿元 健(香川高専),楠本真二(阪大)
ソフトウェア開発において、スケジュールの管理等の開発管理のために
開発コストの予測が行われる。高い精度でコストを予測することで
コスト超過・納期遅れ・品質の低下といったプロジェクトの失敗を
未然に防ぐことができる。コスト予測の精度を高める方法として、
予測モデルを構築するデータのメトリクスを対数変換することで
値の分布を線形に近づける方法が従来から行われている。
しかし、どのメトリクスでも対数変換することが有効というわけではない。
そこで、本研究では対数変換すべきメトリクスを少ない計算量で
自動判別する手法を提案する。提案手法では、メトリクスを
値の大きさで分割し、分割した区間ごとの傾きの変移から
対数変換すべきかを判断する。