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フラッシュカードを用いた外国語習得のための支援機能の分析
○須藤章裕,平野裕作,吉見将太,橋本和夫(東北大)
外国語の習得では語彙を増やすことが必須である。単語の記憶法は様々提案されているが、いずれも単語の意味を繰り返し答えるプロセスに帰着される。単語の記憶には従来から単語カードが利用されており、筆者らは、これのWebアプリケーション版であるフラッシュカードシステムの開発を進めている。
日本においてもフラッシュカードシステムの商用版が散見されるが、単語カード作成の簡便さなどに主眼を置いており、記憶するということに対して十分な考慮がなされていない。そこで本稿では、従来の単語カードの利用法を概観し、外国語習得のためにフラッシュカードシステムが備えるべき支援機能の要件について分析する。