1ZB-2
視聴覚統合ビートトラッキングを用いた音楽ロボットとギターとの合奏システム
○糸原達彦,大塚琢馬,水本武志,高橋 徹,尾形哲也,奥乃 博(京大)
合奏において、ビートトラッキングは動作タイミングの取得の基礎となる技術である。
ギターとの合奏において、ビートトラッキングは演奏テンポの揺らぎや裏拍ビートを含む多様なリズムへの頑健性、
つまり(1)テンポと(2)音符長の両方の変動に対する追従性が要求される。
しかし従来の手法では両立できなかった。
本研究では視聴覚情報統合により、両者の変動追従性向上を実現する。
(1)の問題にはSTPMという聴覚情報を用いた手法を適用する。
(2)の問題はギター演奏動作の周期性を利用し手の位置情報を取得、
それとSTPMで得られる信頼度関数とに粒子フィルタを適用することで解決する。