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代理読了通知機能のためのメッセージサイズとフォーカスイベントによる既読判定手法
○矢田久美子,白石善明(名工大),毛利公美(岐阜大),福田洋治(愛知教育大)
 協調作業を行う際,メッセージ送受信システムによる情報伝達は
一般的な作業である.受信者は任意のメッセージに返信しなければ
ならないが,その作業時間の多くは返答文を熟考するなどに費やさ
れる.返信作業を円滑にできれば情報伝達が円滑となり,ひいては
作業時間を有効に利用できる.
 本稿では,手動での既読確認とは異なる,メッセージに対する受
信者の操作から読んでいるかどうかを判断し,ARモデルによって推
定された読了時間と比較することで既読/未読を判定する手法を提
案する.この手法を用いた代理読了通知機能を持つシステムを利用
してもらい,既存のメッセージ送受信システムとの性質の違いの主
観評価を行う.