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画像の複比を検索キーに用いた文書検索
○平松正行,江崎信行,竹下鉄夫(豊田高専)
文書検索は,その文章に含まれている文字列を検索キーとして行うのが一般である.しかし,不鮮明な文書をスキャナなどによりコンピュータに取り込む場合,文字列をキーとする検索が難しい.
このような問題を解決する手法として,ディジタルカメラなどで撮影した画像の特徴量を検索キーとすることにより,データベースから検索キーと同一の文書を検索する手法が考案されている.
本稿では,従来の「複比の投票に基づく」方法を新聞の検索に適用する場合の結果について述べる.新聞の特徴量データベースを作成し,検索対象の新聞の切り抜き画像をデータベースから検索する.そして,本手法による検索と文字認識による検索の精度について比較検証する.