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遺伝的アルゴリズムを用いたキズ検出アルゴリズムの性能評価に関する研究
○糸山修一,河村 圭(山口大)
自動車ボディなどの塗装鋼板上の不良の外観検査は,目視検査に
より行われている.しかし,目視検査には,疲労による判定精度
の低下などの多くの問題があり,不良流出の防止や品質の改善を
目的として,外観検査の自動化が強く求められている.そこで,
著者らは,画像処理によるキズ検出に関する研究を進めている.
既存の研究では,キズ検出アルゴリズムのパラメータ調整に遺伝
的アルゴリズムを適用した.本研究では,異なった手法のキズ検
出アルゴリズムの性能評価を行うために,遺伝的アルゴリズムを
適用した.具体的には,それぞれのキズ検出アルゴリズムの特徴
を明確にするために,複数の適応度関数を用いて,性能を比較し
た.