1R-8
議論フレームワークにおけるステージ意味論の解集合プログラミングによる計算
○龍沢昌宏,若木利子(芝浦工大)
近年, Dungが提案した議論意味論に基づき, マルチエージェントに議論を行わせる研究が進展している.
一方, 1996年にVerheijによってステージ意味論が提案され, これはDungの意味論を一般化するものと見なすことができ, 且つより人間の直感に近い議論が可能であるとして近年世界で注目を集めつつある.
ところで, 今年のCOMMA2010国際会議でCaminadaによってステージ意味論の外延のラベリングによる定義, 及びそれを計算するツールの実装がなされた.
本研究ではCaminadaが提案した手続きを用いず, 我々が提案したsemi-stable意味論の外延をラベリングで計算するNLPのルールを, たった1ルール修正することでステージ意味論が計算可能であることを示し, かつその計算ツールの開発を行ったので報告する.