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口コミネットワークを介した政党支持率の短期的変動の人工社会モデル
○田中克典,武藤敦子,加藤昇平(名工大)
近年、人間同士のコミュニケーションが個人に与える影響を示した社会的インパクト理論を基に、マルチエージェントモデルを作成し、シミュレーションによって、世論形成や購買行動などの社会現象を分析する研究が盛んである。本研究では、実際に得られた個標データから、人工社会モデルを作成し、個人が口コミネットワークを介したコミュニケーションを行うことで、政府の政策実行に対する政党支持率が短期的変動する様を分析するシミュレーションモデルを提案する。尚、個標データはSSJDAから提供された第21回参議院議員通常選挙(2007年度)直後に行われた「アジアンバロメーター2+CSES3パネル調査,2007」を使用した。