1R-4
センサを活用した都市空間の歩行シミュレーション
○倉林 雅,藤田 悟(法大)
大都市の歩行者流動の再現を目的とした、リアルタイム群集シミュレーションを提案する。
マルチエージェントの歩行者に加えGPS情報を融合し、リアルタイムな歩行者の情報を与えることで群集の精度向上を図る。
実際に観測される群集には2~3人の小集団が存在し、周囲に影響を及ぼしているため、Helbingの歩行者モデルの応用として小集団行動が扱えるように拡張する。
シミュレーション空間をある一定のセルに分割することで、行動モデルに対して人口密度や平均歩行速度などのマクロなパラメータが扱えるようにした。
本稿では街角の空間として交差点を用い、各々のモデルに対して実験を行い、群集の精度、設定の指針について評価する。