1L-3
ゴールグラフを用いた要件分析とソフトウェアテスト観点との相互関係について
○大羽正浩,八重樫理人,高木智彦(香川大),木下大輔(日立),古川善吾(香川大)
一般的にテストケースは,要求仕様書に基づいて作成される.このとき要求仕様書に漏れや誤りがあると,テストケースも漏れや誤りを含んでしまう.そのため,近年顧客の要求を漏れや誤りなく抽出し,要求分析を支援する「ゴール指向分析法」が提唱されている.
一方,要求仕様書に記載されない事項に関するテストケースは,これまでテスト担当者の知識や経験に基づいて作成されていた.現行の方法では,テスト担当者の持つソフトウェア品質向上のための知識や経験を,要求分析に生かせなかった.
本研究はテストケースをゴールグラフ作成に用いたり、ゴールグラフからテストケースを作成したりする方法を導出する事を目的とする