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順序なし2分木の効率的な符号
○岩田梢江,中野眞一,石渡史朗(群馬大)
本研究はグラフの効率的な表現方法に関するものである.
グラフG を再構成できる‘0’,‘1’からなる文字列をG の符号という.
順序なし2分木の符号として,既に高々5/3n + 1 bitの符号が知られている.
ここで,木の点の個数をn とする.
本研究では,n点を持つ順序なし2分木のより効率的な高々1.4n + 4 bitの符号を提案する.各点の子の個数に注目し,9種類に分け,符号を割り当てることにより,高々1.4n + 4bitの効率的な符号を得る.また,符号化と復号はO(n)時間およびO(n)領域しかかからない.