No.24

「情報処理」を探訪する
~ 学会コンテンツから見えてくるもの ~

3月11日 10:00-12:00

会場:第9イベント会場

講演者 Speaker

イベント・パネル司会

写真相原 健郎
国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授

パネリスト

写真相澤 彰子
国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 教授

写真猪子 寿之
チームラボ株式会社 代表

写真大向 一輝
国立情報学研究所 コンテンツ科学研究系 准教授

写真黒橋 禎夫
京都大学大学院 情報学研究科 教授

写真角 康之
京都大学大学院 情報学研究科 准教授

概要 Abstract

本大会では,特別企画として,情報処理学会の「50年分」のコンテンツを素材にした情報処理の50年を俯瞰するような作品を募った.
本セッションでは,出展作品のプレゼンテーションを行い,それらの作品を通して,情報処理の50年分のコンテンツから何が見えるか,また多様な俯瞰の仕方などについて,パネル形式で討論を行う.

講演者略歴 Biography

相原 健郎
1997年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了. 同年4月文部省学術情報センター助手. 2004年4月国立情報学研究所助教授(現在准教授), 総合研究大学院大学複合科学研究科准教授(併任), 現在に至る. 博士(工学). 近年は特に収集したライフログを用いたコンテキストアウェア技術等の研究に従事. 人工知能学会, 日本認知科学会, ACM各会員.

相澤 彰子
1985年東京大学工学部電子工学科卒業.1990年東京大学大学院電気工学専攻博士課程修了.工学博士.1990年から1992年,イリノイ大学アーバナ・シャンペイン校客員研究員.現在,国立情報学研究所教授.東京大学大学院情報理工学系研究科教授および総合研究大学院大学情報学専攻客員教授併任.テキストメディアと情報検索,遺伝的アルゴリズム等の研究に従事.

猪子 寿之
1977年,徳島市出身.ウルトラテクノロジスト集団チームラボ代表.2001年,東京大学工学部計数工学科卒業と同時にチームラボ創業.大学では確率・統計モデル を,大学院では自然言語処理とアートを研究.ニュースポータル「iza」(Web of the year 2006 新人賞),オモロ検索エンジン「sagool」,サグールテレビなどのWebの企画開発に加え,検索エンジンやレコメンデーションエンジンなどの開発も行う.2009年12月,上映時間100年の映像作品『百年海図巻』をコニカミノルタプラザで発表.

大向 一輝
1977年京都生まれ.同志社大学工学部卒業.総合研究大学院大学複合科学研究科博士課程修了.博士(情報学).2005年国立情報学研究所助手,2007年同助教,2009年同准教授.2004年情報処理推進機構「未踏ソフトウェア創造事業」スーパークリエータに認定.大学院在学中に有限会社グルコースを設立し,現在株式会社グルコース取締役.セマンティックウェブやソーシャルウェブに興味を持ち,研究とソフトウェア開発の両面から関わっている.

黒橋 禎夫
1994年京都大学大学院工学研究科電気工学第二専攻博士課程修了.博士(工学).2006年4月より京都大学大学院情報学研究科教授.自然言語処理,知識情報処理の研究に従事.言語処理学会10周年記念論文賞,第8回船井情報科学振興賞,2009 IBM Faculty Award等を受賞.

角 康之
1990年早稲田大学理工学部電子通信学科卒業.1995年東京大学大学院工学系研究科情報工学専攻修了.同年(株)国際電気通信基礎技術研究所(ATR)入所.2003年より京都大学大学院情報学研究科助教授(現在は准教授).博士(工学).研究の興味は,知識や体験の共有を促す知的システムの開発や,人のインタラクションの理解と支援に関わるメディア技術.