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(社)情報サービス産業協会(JISA)
「要求工学への実践的な取り組みと要求工学知識体系REBOK」
開催日時:3月11日(木)14:30-16:30  会場:会場2 工学部新2号館 1F 211講義室(11C)
 
セッション概要
 
ソフトウェア開発の実務における最大の課題は要求分析にあることから,(社)情報サービス産業協会では,平成18年度より要求工学WGを設置し,3年間にわたって要求工学の実践的な取り組みを行った.初年度はWG委員が現場で実践したプラクティスを通じ,要求開発プロセスにおける「組織形態パターン」をとりまとめた.2年度はさらに現場でのプラクティスを収集し,要求獲得,要求分析,要求仕様記述,要求検査,要求管理別にベストプラクティスを整理した.最終年度では,要求工学を活用するための知識とその人材育成の指針となる要求工学知識体系(REBOK: Requirements Engineering Body Of Knowledge)[リーボックと呼ぶ]の検討,ならびに,ユーザとベンダが協調した要求開発の実践を目指して,事例の収集,整理を行った.このセッションでは,JISAでの3年間の取り組み成果について紹介するとともに,現場における要求工学の課題について討議する.
     
photo  司   会:鈴木 律郎
(社)情報サービス産業協会 企画調査部 技術課長  
略歴 1986年東洋大学文学部卒業.情報サービス会社を経て1993年4月より現職.情報サービス産業の業界発展と社会の情報化促進に資する活動に従事.「オープンソース」「SOA(サービス指向)」「要求工学」などのテーマに取り組み,当産業への普及定着のための活動を推進.社内の情報システム管理者でもあり,利用者の立場からソフトウェアエンジニアリングの成果活用に関心がある.
     
プログラム [3月11日(木)14:30−16:30]
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 講演(1) 「要求工学知識体系REBOK」

14:30-15:30

photo  青山 幹雄
 南山大学 情報理工学部 ソフトウェア工学科 教授
講演概要 情報システムとソフトウェア開発の実務における最大の課題は要求定義にある.要求工学は要求定義を体系的に行う技術体系である.しかし,要求工学の実践には様々な技術やスキルが必要であることから,その習得が課題となっている.これに対して,要求工学を実践するための知識を整理,体系化した要求工学知識体系(REBOK: Requirements Engineering Body Of Knowledge)[リーボック]を開発している.REBOKは,要求分析の専門家のみならず,要求にかかわるユーザ,ベンダの技術者,エンドユーザ,経営者,などが必要とする知識を整理,体系化したものである.本講演では,REBOKの全体像を紹介する.さらに,ソフトウェア工学知識体系(SWEBOK)やビジネス分析知識体系(BABOK)との関係なども紹介する.
略歴 1980年岡山大学大学院工学研究科修士課程修了.同年富士通(株)入社.大規模分散処理通信ソフトウェアシステムの開発と開発技術の開発と適用に従事.この間,1986〜88年米国イリノイ大学客員研究員. 1995年4月〜2001年3月新潟工科大学情報電子工学科教授.2001年4月〜2009年3月南山大学数理情報学部情報通信学科教授.2009年4月同大学情報理工学部ソフトウェア工学科教授.
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 講演(2) 「情報システムユーザーにおける要求品質向上施策」

15:30-16:30

photo  菊島 靖弘
 東京海上日動システムズ(株) 技術顧問
講演概要 一般事業会社における業務情報システムは,技術の進歩,利用の拡大に伴って,巨大化,複雑化の一途をたどってきました.その結果,そこに発生する様々なNEEDS,WANTSを,要求として業務情報システム開発につなげていくことが,大変難しくなってきている.業務情報システム構築の目的は事業計画毎に様々である.ある時は,競争優位を実現するための革新的システム活用といった目論見であり,また,ある時はビジネスの拡大に伴う利用場所,利用者の多様化対応であったりする.何れにしろ,そこに発生する様々なNEEDS,WANTSを,要求として業務情報システム開発につなげていくことがうまく行かなければ,業務情報システムを作ることで実現しようとした本業上の目的は実現しない.本講演では,損害保険業における事例を通じて,業務情報システム開発における要求品質確保について講演する.
略歴 1975年早稲田大学政治経済学部 政治学科卒業.東京海上火災保険入社.情報システム部門で損害保険,生命保険,確定拠出年金等の業務システム開発を担当,東京海上日動システムズ出向後,取締役品質管理部長としてシステム開発品質向上に従事.2005年から潟Aイネス勤務.IPA・SEC プロセス改善部会主査, 同 プロセス共有部会副主査.情報処理学会 IS研究会委員.「実務に役立つ プロジェクトレビュー」(翔泳社),「経営者が参画する要求品質の確保」(SECBOOKS 共著)「共通フレーム 2007」(SECBOOKS 共同編著).
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