イベント企画
第15回パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテスト
9月7日(水)14:30-17:30
第2イベント会場 (函館大学 3F講義室301)
【セッション概要】本イベント企画では、「勝ったのは誰だッ! -じゃんけんの勝敗判定-」と題した第15回パターン認識・メディア理解アルゴリズムコンテストの入賞者の表彰、受賞者自身によるアルゴリズム発表、およびテーマ関連の特別講演を行う。本コンテストは、パターン認識・メディア理解(PRMU)研究専門委員会が、当該研究分野における若手研究者の育成と研究会活動の活性化を目的として、1997年度より実施している。募集にあたってはアルゴリズムを実装したプログラムの提出を求め、処理結果や計算時間等を参考に、アルゴリズムの新規性や性能を審査し、優秀なプログラムを選定している。応募対象者が若手研究者や学生であることから、アルゴリズムの完璧さや実装の工夫よりも、素朴なアイデアや意外性のあるアプローチを積極的に評価する方針を採っている。
司会:近藤 一晃(京都大学 学術情報メディアセンター 助教)
【略歴】2002年大阪大学基礎工学部卒業。2007年同大学大学院情報科学研究科博士後期課程修了。同年同大学産業科学研究所特任研究員。2009年京都大学学術情報メディアセンター助教就任後現在に至る。反射屈折光学系、マンマシンインタラクション、知的行動支援に関する研究に従事。2001年度大阪大学楠本賞受賞。第52回自動制御学会優秀発表賞受賞。博士(情報科学)。情報処理学会、電子情報通信学会各会員。
14:30-14:35 開会挨拶
山田 敬嗣(日本電気(株)C&Cイノベーション研究所 所長)
【略歴】1987年、京都大学大学院工学研究科博士後期過程了(工学博士)。同年、NEC入社。1990年~1991年カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員。2004年NECメディア情報研究所所長。2007年よりC&Cイノベーション研究所長。電子情報通信学会理事、ISS副会長、情報処理学会理事などを歴任。専門は、パターン認識・学習、ヒューマンインタフェース、ユビキタス情報システム、など。電子情報通信学会、情報処理学会、日本心理学会、新日本未来学会、IEEE、各会員。
14:35-15:00 概要説明・審査結果発表・入賞者表彰
15:00-16:30 入賞者によるアルゴリズム紹介
16:30-17:30 講演 ジェスチャインターフェースの過去・現在・未来
島田 伸敬(立命館大学 情報理工学部知能情報学科 准教授)
【講演概要】人間のジェスチャを測・認識する技術は、主に画像認識の分野で古くから熱心に研究されてきた。近年になって、MicrosoftのKinectセンサに代表される、安価で実用的なジェスチャインターフェースデバイスが登場し、各方面におけるジェスチャインターフェースの応用がホットな話題となっている。本発表では、発表者がこれまで続けてきた、画像に基づく関節物体としての人体姿勢計測、とくに手指の形状と姿勢の計測に基づく手話などのジェスチャ認識技術を中心にその進展を概観し、ジェスチャインターフェースの今後のありようについて展望する。
【略歴】1992 阪大・工・電子制御機械卒。1997 阪大大学院博士後期課程了。博士(工学)。同年阪大大学院工学研究科助手。2003 同助教授を経て、2004より立命館大学情報理工学部知能情報学科准教授。2007より1年間米カーネギーメロン大学ロボティクス研究所客員准教授。コンピュータビジョン、ジェスチャインターフェース、対話ロボットの研究に従事。電子情報通信学会、情報処理学会、人工知能学会、IEEE各会員。