抄録
RJ-002
レバーの感度調節によるジョイスティックの操作性改善
具志堅翔・神里志穂子・野口健太郎・佐竹卓彦(沖縄高専)・石田好輝(豊橋技科大)
近年,特別支援学校においてe-AT機器を用いた肢体不自由児の活動支援が行われている.その一環として, 我々は汎用性の高いジョイスティック型マウスの開発を目的とし,マウスの操作ができない肢体不自由児を対象とした支援を行っている.今回,肢体不自由児の操作特徴を把握するため,肢体不自由児と健常者を対象にジョイスティック型マウスの操作特徴を比較した.その結果,肢体不自由児は操作における動作負担が大きいということを確認した.また,動作負担を軽減するため,使用者の苦手とする特定方向へのレバー操作に対して,レバーの感度調節を行ない,操作時間を補正した.その結果,苦手とする操作の動作負担を軽減できた.