抄録
RA-002
日本語プログラミング言語によるプログラムの可読性の評価
馬場祐人・筧 捷彦(早大)
日本語プログラミング言語は,変数や関数を日本語で名付け,日本語の語順に近い文法でプログラムを書くプログラミング言語である.プログラムそのものを母国語で書くことができることから,大規模なソフトウェア開発においても開発やデバッグ,保守などに寄与することが期待される. 我々は,日本語プログラミング言語"プロデル"を開発すると同時に,日本語プログラミングによるソフトウェア開発を実践している.本研究ではプロデルで書かれたプログラムの可読性について評価実験を行った.その結果,Javaで書かれたプログラムと比較して日本語で書かれたプログラムは,理解やデバッグに要する時間が短くなる傾向があることを確認できた.