抄録
O-043
ARマーカと行動ログを活用した地域活性化プラットフォームの考察 - e空間実現のためのサービス実証実験 pin@clip 2010 -
小柴 等(産総研)・相原健郎(NII)・門倉博之(東急総研)・峰崎大介・金山明煥(東急電鉄)
経済産業省の地理・空間情報基盤活用サービス実証事業において、東京・渋谷を主な舞台として「pin@clip(ピナクリ)」と名付けたiPhone用アプリをベースに実証実験を実施した。pin@clipでは、ARマーカやGPSを活用し、街なかでの行動や店舗などへの立ち寄りなどのログを収集する。また、twitterなどマイクロブログサービスでの情報の閲覧や発信などについても収集する。これら収集したログを解析することにより、これまでに来街者の状況の推定手法や、その人に適した情報の推定を実現した。また、街の姿の可視化手法などを開発した。 本稿は、実証実験の概要と、そこで行われたサービスとそれを実現するための技術について概説する。