抄録
O-035
ホワイトボックスモデルとブラックボックスモデルの組み合わせによる情報処理システムの性能評価
木村大地・榊  啓・矢野尾一男(NEC)
情報処理システムの性能を評価するモデルは、ホワイトボックス的なアプローチとブラックボックス的なアプローチの2種類がある。前者は、待ち行列に代表されるようなシステムの動作を模倣したモデルを作成することによって挙動を予測する。後者は、システムの実測値から機械学習や統計処理によってモデルを構築することで挙動を予測する。本発表では、この2つのアプローチを組み合わせた、情報処理システムの性能評価の手法を提案する。組み合わせることによって、自由にパラメタを変更したモデルの作成・評価ができるホワイトボックスの長所と、実測値による補正ができるブラックボックスの長所がそれぞれ反映されることを示す。