抄録
O-021
オフィス作業の"ぶった切り"ビデオ観察手法の提案
松村耕平・神田陽治(北陸先端大)
オフィスにおいて、作業の効率化や品質向上のために、その作業を観察・分析することが試みられている。作業の観察・分析には、観察者が個人に張り付き、作業を目視・記録する手法がとられるが、その特性上個人作業の分析にとどまっている。本論文では、観察者にオフィスでのグループ作業についての気付きを与えることを目的とした、作業ビデオの再構成・提示手法について提案する。提案法では、複数のオフィス作業の記録ビデオをいくつかのアノテーション手法を用いてフィルタリング操作を行うことで、動的に分割・再構成(ぶった切り)し、観察者に提示する。観察者はフィルタ情報と、それによって再構成されたビデオから気付きを得られる。