抄録
N-032
電子地図に反映するためのGPS機能付きカメラによる測位に関する検討
坂本憲昭・森 博美・近藤章夫・小沢和浩(法大)
GPSによる位置情報の利用は,ここ1,2年で急速に拡がっている。しかしながら,コンパクトデジタルカメラなどの民生機器に使われる安価なGPS測位用チップには「ラスト10m問題」と称される誤差が存在する。本論文では,誤差を低減する研究ではなく,誤差を前提にして,GPSカメラで経緯度を測位した建造物が,その経緯度で電子地図に照らし合わせた際に,同じ建造物が抽出されるための測位方法と抽出のアルゴリズムを提案する。具体的には,道路に面する建造物の両角2か所での測位と,道路の方角,道路に対する建造物の位置を記録する。実証実験を通して,提案手法によれば正しい建造物の抽出がより確実になったことを示す。