抄録
M-050
赤外線センサ群を用いた人物位置推定システムの提案
保苅佳彦・永瀬 宏・水野 舜(金沢工大)
現在、室内の人物位置を特定する方法として、カメラでの撮影による映像処理が主に用いられている。しかし、美術館など、カメラの使用が制限される場所もある。そこで、複数の並列に設置された赤外線センサから出力される検出情報をもとに、人物位置を推定するシステムを提案する。検出情報は、所定の周期で受け取り、領域毎に記録して保持する。ある領域における検出情報と、連続して記録されている同一領域の過去の検出情報を用いて、その領域における人物の存在の有無を推定する。さらに、ある同一の時刻に記録された複数の領域の検出情報を用いて、任意の領域周囲の前記時刻における人物の有無を推定する。