抄録
M-044
管内事故防止のための特定作業に着目した異常状態判定
中内亮介・林 利毅・原田史子・島川博光(立命館大)・中川晃一(三菱)
現在管内の点検作業中に多くの事故が発生している。その原因のひとつとして作業員が疲労などの異常状態に陥ったまま作業を続けてしまっていることが挙げられる。この異常状態を早期に発見できれば、適切な対策を講じ事故を未然に防げる。 人は異常状態に陥ると作業中の身体の動きに変化が現れる。本手法では、作業員に複数の加速度センサを装着して作業をしてもらうことで作業中の身体の動きを取得する。本論文では、作業員の作業中の身体の動きを分析し、異常状態を発見する手法を提案する。 評価実験では、正常状態時と異常状態時の身体の動きから、再現率を100%に保ちながらある程度適合率の高い異常状態を判定するための閾値が求められた。