抄録
L-025
手指形状認識による画像認証手法での複数の識別方法の比較
中村孔明・高橋雅隆・納富一宏(神奈川工科大)・斎藤恵一(国際医療福祉大)
指紋や静脈などの身体情報を用いて個人を認識するバイオメトリクス認証は,個人でも容易に導入可能になった.バイオメトリクス認証は身体的負担,行動的負担を伴うことがある.本研究ではキーボードに置かれた手指形状を撮影し,特徴を抽出することで認証を行う.利用者に認証されていると自覚させずに識別することで身体的負担,行動的負担を軽減する.前実験よりニューラルネットの一つである自己組織化マップを用いて認証を行った場合の誤識別率は約5%であった.本稿では,サポートベクターマシンなどを識別器として用いた場合の誤識別率の評価と比較を行う.