抄録
L-008
統合脆弱性検査システムの提案
山口聖大・佐藤 直(情報セキュリティ大)
近年,情報システムの構成も大規模化,複雑化してきている. また,情報化社会においてシステムの重要性は益々重要になってきている. 一方,システムの脆弱性を突いて犯罪に利用するケースも増えてきており,システムのセキュリティ強度を保つために,脆弱性検査を行うことは必須となっている. しかし,システムの脆弱性検査はセキュリティに詳しくない開発者・システム管理者では検査を実施することが様々な点において困難である. 本研究ではセキュリティの専門家でない開発者・システム管理者でも簡単に脆弱性検査を行える検査システムの提案を目的とする. 本稿では,提案するシステムの要件・機能についての検討結果を報告する.