抄録
K-059
ロボットによる視覚障碍ランドマークの検出と獲得
村井保之(日本薬科大)・巽 久行・宮川正弘(筑波技術大)
視覚障碍者が自力で歩行する場合,移動経路上のランドマーク等の情報から認知地図(メンタルマップ)を創生する必要がある.視覚障碍者は新たな環境におけるランドマーク等の配置を触覚や聴覚を使って獲得し認知地図とし創生する.その過程を明らかにすることで,視覚障碍者の認知地図生成を効果的に支援することが可能になる.そこで,本研究では,視覚障碍者が認知地図を創生過程を二足歩行ロボットを用いてシミュレーションすることを試みる.本論文ではその準備段階として簡易な二足歩行ロボットに距離センサーを搭載し,オペレータがセンサーから得られる情報のみでロボットを歩行させランドマークの検出と獲得を目指す.