抄録
K-012
ベイジアンネットワークを利用した授業評価分析および評価項目の検討
米谷雄介・古田壮宏・赤倉貴子(東理大)
講義期間中に複数回授業評価を取得する授業評価形態において,毎年同じ教員が同じ授業を担当することを前提に,今年度の授業評価結果から次年度の同じ授業の授業改善に有用な情報が抽出可能かを検討した.授業評価結果の分析方法として,ベイジアンネットワークを用いた.大学講義を受講している学生を対象に,学期途中に複数回,実際に授業評価を取得し,得られたデータから授業ごとにベイジアンネットワークを構築した.「内容の理解度」に着目し,分析を行った結果,ベイジアンネットワークを利用することで,今年度の評価結果から次年度の授業の改善点やその授業で質問すべき項目の抽出が可能であることが示された.