抄録
J-054
パンデミック対策を支援する,手指消毒支援システムの開発
山内 慶(釧路公大)・名塚優子(釧路総合病院)・皆月昭則(釧路公大)
インタラクションを付加した,感染症に対する個人の予防意識を改善するシステムを開発した.病院や大学で検証を実施しており,手指消毒の啓発行為に多大な効果がある. そのシステムはArduinoやWiiボードに加え,パソコンモニター,並びにノートPCなど,機材にかかるコストや,適用する場において課題があった. 本研究では,PICマイコンや自作モニターなど,従来のシステムに代わる機器を用いることで,ダウンサイジングとコストダウンに成功し,従来システムに比較して容易に,低コストでシステムの導入が図れた.システムの検証については,大学構内,病院内,映画館などで実施し,予防医学の知見をもとに利用者の行動を分析,評価した.